2014.5.31

FW 14 武藤 嘉紀(むとう よしのり)

武藤選手がサッカーを始めたきっかけは?

小さい頃からボールを触るのが好きで、幼稚園のサッカーチームに入ったことがきっかけですね。その頃からとにかく負けず嫌いで、練習のゲームですら負けたら泣いていました(笑)。とにかく一番にならないと気が済まない性格だったので、チームの中で一番になって、プロになって、最終的には日本代表になりたいと思っていました。 (FC東京との出会いはいつ頃?) 小学校4年生でFC東京のスクールに入った時ですね。サッカーの楽しさを引き出してくれる環境で、毎日本当に楽しくて、「またここでサッカーがしたい」と思ったので、そこからFC東京Uー15深川に進みました。  

FC東京Uー18からトップチームへ昇格の話があったそうですが、それでも大学へ進学した理由は?

トップチームの練習に参加した時に、ピリピリとした緊張感が怖かったです。ミスを恐れて、プレーで自分を出せなかったし、「プロになっても全く活躍できなくて、FC東京を去ることになったらどうしよう」など、悪い方に考えるようになってしまって…。こんな状態なら、もっと成長して、自信をつけて東京に戻ってくるのがベストだと思い、大学進学を決めました。 (2012年にFC東京のJFA・Jリーグ特別指定選手に選ばれた時、不安はまだありましたか?) はじめは多少の不安が残っていましたが、徐々に自分を出せるようになり、その翌年にやっと自分の思うようなプレーができるようなりました。大学で実力がついたことで、気持ちにも余裕ができて自信が持てたのだと思います。 (2013年に味の素スタジアムでJリーグデビューを果たした時の率直な感想は?) 悔しい気持ちの方が大きいです。途中出場だったので、もっと試合に出たかった。でも、試合終了後に大勢のファン・サポーターの方々が武藤コールをしてくれて、「ここでプレーできたら、すごく幸せなんだろうな」と、よりプロを意識できました。   日本代表の長友選手(現インテル)と同じく、大学在籍中にFC東京とプロ契約をしたことで、メディアから”長友ルート“と言われていますが、どう感じていますか? 今、世界で活躍している長友選手は憧れですし、刺激になります。自分も長友選手の様に日本を代表する選手になって、「こういう道もあるぞ」ということを示したいです。 (Jリーグ初のイタリア人指揮官、マッシモ監督はどんな方ですか?) いつもとても気さくに声を掛けてくれて、的確なアドバイスをくれます。昨日も監督とコーチと僕の3人でシュートの練習をしました。 (武藤選手の性格を一言で表すと?) とにかく明るく、ポジティブです!チーム内では結構いじられキャラですね。 (落ち着いている印象がありましたが…) メディア向けに真面目な一面をだしています。 (それはイメージ的に?) イメージ作りじゃないですよ(笑)!まだ1年目なので加減が分からないだけです。徐々に出していきたいと思います(笑)。 (いつもポジティブな武藤選手が落ち込むことはありますか?) 僕は結構溜め込むタイプなので、考え込んだりしますね。大学1年の絶頂期にケガをした時は、本当にこの足でプロになれるのかなって…不安で、どん底でした。でも、そういう時こそ、無理矢理にでも他のことで自分にプラスになることをしようと思って、筋トレと体幹トレーニングを続けました。他の人がする量の何倍以上も行ったから、復帰した時に肉体的にも精神的にも、自分が変わった実感が得られたのだと思います。  

最後に、頑張っている人へ 応援のメッセージをお願いします!

うまくいかない時は、一つの事に縛られずに、息抜きできることをすると良いと思います。気持ちをポジティブな方向に持っていくことで、それが原動力になって、悩んでいたことにも一生懸命取り組めると思います。お互いに頑張りましょう!    

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182chスタッフ

調布歴30年!調布を心から愛するスタッフが書いています。